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2003年06月13日

●びわ総まとめ

枇杷狩りに行ってきました。
朝湘南台から車に乗って横浜で大黒ふ頭を横目に虹の橋越えてアクアライン走る前の車はスカイライン。

海ほたる初登頂。ちょっとずれた感じのする場所だった。


こんなのあるし。



アサリ、真っ二つだし。
あまりの迫力にしげしげと見つめてしまいました。
人間だったらどんな感じ?眉間から始まって股裂きって感じかな?

ところで私は理科室が苦手な子供でした。
ティーチャーズペットだったのでしょっちゅう授業の準備のために入らなきゃいけなかったけど。
苦手な割には落ち着く場所でした。生きたり死んだりが丁寧に行われているかんじ。
あの白い深い陶器のシンク。絶対に死体が入っているに違いないと思っていた。
アンモニア、塩酸、ナトリウム、マグネシウム。
水平リーベもろくに言えないあたしだけど、ホルマリン漬の並ぶ棚、銀の匙、人体模型。
不思議なのはあの教室はすごく日あたりが良かったのに、どうしていつも空気がしっとりしていたんだろう。
私がやけどした3時間目も、雑巾投げて遊んだ昼休みも、忘れ物取りに帰った放課後も。
砂糖や塩を水に溶かす様子を日に翳していただけで、私はすごく幸福な子供だった。
アサリ、あなたは痛かったかもしれないけれど、日当たりはいい場所のものになれたよ。


千葉県はこんな感じ。といったら語弊があるかも知れないけれど、だって進んでも進んでも戻ってもこんななんだもーん。


枇杷農家はこんなかんじ。今年はあんまりいい出来じゃないんだって。
とはいえものすごくおいしい枇杷を懐と一緒にたらふく食べました。
おいしかった。
果物は食べちゃいけないような気がする、といって一切口にしない先輩がいるけれど、
リアルにそう感じれるくらい生々しい食べ物を食べました。
がぶりと噛み付くと枇杷じゃないくらいの水が出て、私はポロシャツをべたべたにしながら食べました。
おいしかったよ、おいしかったよ、嬉しかったよ、楽しかったよ、ねえ。

お土産を実穂に買いに道の駅に。

念願の枇杷シャーベットを見つけたよ。小川洋子さんもびっくりだ。

すごく欲しかったバレリーナの写真立て。いつか友達のバレリーナ伊藤友季子にあげたかった。
結局買ったお土産は、枇杷のお香と洗顔ネット。自分のためには何も買わなかったな。

帰りがけフェリー乗り場でご飯を食べて。

あなご焼き飯。おいしかったー。本当においしかったー。おすすめです。
フェリーで馬鹿みたいにくっついて眠って、鎌倉よって、江ノ島行って、おうち帰りました。

江ノ島の猫は何であんなに耳が大きいんだろう。不気味可愛い。
片岡鶴太郎美術館は閉館して売りに出されてたよ。

面白くも痛くも痒くも無いんだから文句があるなら読まないでね。

心から実穂に感謝をしている。
テルテル坊主をどうもありがとう。雨は降らなかったし、泣きもしなかった。
泣くことを封じられると私は弱くてすごく強いね、辛いね。
二年間は間違いなく楽しかったし、愛していた。

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