« 休日の過ごし方:ヤギを従えて四方の山を睨む | メイン | 光の道、いい靴を履くと幸せなところに連れていってくれる »

2006年11月30日

●こみねゆら絵本原画展@えほんミュージアム清里

こみね.jpg

えほんミュージアム清里

なんとなく見覚えがあると思って、気に掛けていて、
とうとう見に行っちゃったのはこみねさんがMOEに連載を持っていたから。
中高の図書室に入っていた童話雑誌MOE。手持ち無沙汰なときに読んでた。
だからこみねさんの絵を見ると、学校から帰りたいのに帰れない、
学生時代の不条理な時間を思い出す。緑色のカーペット、愛書は筒井康隆。
図書室のおばさん、おばさんって呼んだら怒られた。

牧場通りにあるこの美術館には私以外誰もいなくて既に童話的。
一通り眺めて、一番好きな絵があった展示室の椅子に腰掛けて
目をつぶっていたら眠ってしまった、そんな私も童話的。
オーナーの入れる一杯の紅茶、外はこれまた寒そうな曇り空。
窓に息を吹きかけて白くしたら、背中に視線を感じたよ。

肝心のこみねさんの絵は、
小学生が書きたい絵をすっごく上手く繊細に描いてる。
だから相当きもちわるいしバランスも不安定。
気に入ったので、本買った。
贅沢な美術館

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:

コメントする

(初めてのコメントの時は、コメントが表示されるためにこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまでコメントは表示されませんのでしばらくお待ちください)