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2006年10月31日

●さよならペピンポート・de・サロン

ペピン結構設計のアトリエ「ペピンポート」が契約終了に伴い
場所を移すことになったので、この週末は横浜に帰っておりました。
アトリエ、なんて「ご近所物語」見たいで恥ずかしいけど
でも場所があることが遠く離れる私たちを繋いでくれたから
今日は、いくばくか感傷的な気分で場所を眺めておりました。

ペピンを評してくれた人の中に
「学生を卒業してからしばらく経って、
同世代のひとたちで集まってものをつくることは
とてもユートピックだ、と思うようになりました。」

と仰ってくださった方がいらっしゃいます。
(WEBに掲載されているのを拝読しました)
このとき私は学生で、まだ時間がたっぷりと手元にあり
それこそユートピアにいることに気づかず毎日を過ごしていたので
実感はぜんぜんわきませんでしたが、けれどいつかこう思うだろう
絶対にこの気持ちを通過せずには進めないだろうと確信しました。

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実際に社会人になると、もうもろもろの問題があり
お芝居をしたいのに、前に進みたいのに、みんなと一緒にやりたいのに
それぞれのことがぜんぜん上手くできなくて、どうでもよくなり
嫌な気持ちになり、人任せになり、責任を持たなくなり
そんな自分が一周廻って最悪だと思ってペピンに参加できなくなり
なんとも苦い思いをしました。私だけではないと思う。

ペピンはみんな優しいから、信じることが大変で
信じてしまってもその後が大変で、まるでまるで
砂糖の山に住みながら死海にあこがれて自己嫌悪する蟻のような
にっちもさっちも行かない態になってしまっていたのです。

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だけどみんなが集まると、どうしてどうして楽しいよ!
一人一人がいじめられっ子のように規格外ばかりなのに
規格外と規格外が話しだすと内容が七転び、八転び、遠くへころり。
秀ちゃん日帰り○○旅行シリーズ、すごくおもしろかったよ。
だいちゃん中途半端な「セロリ」、愛を感じたよ。
ともちゃん買ってきてくれたおこわおいしそうだったよ。
ナカミ、新車ロードスターなんてエロすぎだよ、何考えてるのさ。
知子相変わらず木村君かっこいいね。
能、わたし一番下の弟さんがすごくかっこいいと思っちゃったよ。
KJさん、高島屋のあのバームクーヘン一度食べてみたかったの。

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ほかにももろもろ泡のように思い出ができては消えてゆくから、
「こんなに大切な場所なのに、なくしていかないと進めないんだ」なんて
少年漫画みたいに思っちゃったよ、恥ずかしい。

今すぐ上手くいくなんて思っていないから、いつか楽しくなれればいいから
だからできることをやっていきたいのです。
幸せな仲間にめぐり合えたことを、私がこんなにも感謝してるなんて
伝わっていないでしょう、でもだから、今大きな声で言うよ。
愛は!ここに!あるよ!

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パーティーが終わって寂しくって、
あゆみちゃんを連れて泊まりに行っちゃった。
稽古場に落ちてた小道具の付け髭をもらって、枕に貼ってみたら、
ねえこれどう?浮気写真みたいじゃない?なんて騒いで
一時間も写真を撮りあってしまった、私達バカ。
あゆみちゃんが「私写真部なんですから」なんていって
いろいろ撮影テクニック教えてもらったりとか
アラーキーの人妻について怨念軸で語ったりとか
楽しかったなあ。あゆみちゃん、友達でありがとう。
付け髭で21と24の夜を一晩つぶせるなんて、
私たちってまだいけてるよ。

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コメント

楽しかったですね。

ここに載せられないようなのは、ちゃんと私のPCに添付ファイルで送ってね。

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