2009年01月06日

●青丹よし 仁王さまの 腹筋が 見事に割れてる 息白む朝

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新年明けましておめでとうございます、皆様。
写真は、奈良の南都銀行本店の大玄関でございます。羊、ひつじ、ひつじ・・・。
横浜にも養蚕文化を匂わせる蛾がでっかくマークされた洋館がありますが、
こちらは羊でした。おっと、干支は牛ですか、そうですか。

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鹿のターン!、というのも正月は本当に久しぶりの家族旅行in奈良でした。
時期柄角はおしゃれにカットされているとはいえ、攻撃力強し。
鹿せんべいを手にしていると幼稚園児のようにやってきて頭を押し付けます。
アルパカとおんなじで上顎に歯がないんだって。道理でフガフガしている。
黒目がでっかすぎて何を考えているのかわからない、
ソロモンの指輪がお年玉に欲しいです。
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おっと、干支は牛ですか、そうですか。

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一年の計でもお話しておきたいことですが、
去年は正直さんざんな目にあったので、今年はまだ内緒にしておきます。
有言実行もかっこいいけど、実行できなかったときの格好悪さが恐ろしく、
無言に留めておくということですね。臆病者と笑うがいいさ、だってそうなんだもん。
ただ、旅行中に母親が言っていた「もっと自己顕示欲を捨てたほうがいい」は
私もまさに思うところで、身にしみましたのでここにメモをしておく。
頭ではわかっているのに心が納得してくれないことが、
私の暮らしをぐらぐらと揺らすことが多いので、その釣り合いを図ること。
たくさんの人に愛されて、今日も生きている自信を持つこと。
考えれば考えるほど、相田みつをにでもなりそうで辟易する平和な正月です。

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一度でも行ったことがあると、地図の上のその場所が
まるで人肌の様にぬくもりをもって感じられるのは素敵なこと。
骨や肉や血管のように、都市の中にも歴史や欲求や計画などが埋もれてて
それらがまとまって今の町やくらしを作っていることを感じます。
奈良は、ひさしぶりの家族旅行という嬉しさと相まって、
手をつないだり、何か食べてたり、幸せそうな人が多いと感じた町でした。
そりゃあそうだ、これだけ神仏が集まっていたら、見守られ度もすごいよね。
「鎌倉や御仏なれど釈迦牟尼は 美男におはす夏木立かな」
与謝野晶子をリスペクトして、私だって一句、お粗末さまでした。

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世の中は刻々と変わるけど、変わらないで済むものを作りつつ、
変わることに舌打ちをせずに微笑んで、私は一緒に変わっていこう。
今年もどうぞよろしく愛してくださいませ。